コロナ禍で増えたのが夫婦問題のカウンセリング。
様々な要因が考えられますが、よく言われるのは「コロナ禍で夫婦で過ごす時間が増えた」こと。
最近変わってきたとは言え、日本の夫婦は一緒に過ごす時間が短いですよね。
朝早く家を出て、夜遅く帰宅する。
仕事が忙しい人、付き合いで遅くなる人、家に帰るのが嫌でどこかで飲んで帰ってくる人…
どれも夫婦関係にとってはいいことではないけれど、夫婦間の距離が遠いことで大きなもめ事に発展することもなく、年月が過ぎて行っているということもありました。
ところが、コロナ禍で帰宅が早くなる、飲みにも行けないことで、夫婦で過ごす時間が長くなり、これまで見えなかった相手の悪い部分が見えてきた夫婦も多いようです。
「こんな人だったっけ?」という思いは、どちらにもあり、「こんな人と顔をつきあわせているのは無理」と思う人が増えたということがあるのは確かです。
お互い確かに愛し合っていた時代はあったという思いはあっても、やはり夫婦は他人。遺伝的要素も違えば、育った環境も違うわけですから、自分に同化させようとするには無理があります。
こじれてしまった夫婦関係を何とか元に戻そうとするなら、まず相手と自分の違いを認めることから始めましょう。
「何で分からないのよぉ!」と腹を立てる前に、「違って当たり前」「違うのが普通」という気持ちを持ちましょう。
それだけでも、充分夫婦関係はよくなるはずです。